辻堂巧のブログ

大切なことを教えてくれた子供たち

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こんにちは

 

 

辻堂巧です

 

 

今日は、私が出会った子供たちの話をしようと思います。

 

 

 

 

 

 今から10年以上前、私は相変わらず「しあわせになるためにはどうすればいいのか」勉強を続けていました。

 

 

当時の私は、「うん、結構勉強したし、だんだんわかってきた」などと勘違いしていた時期だったと思います。(今考えるとお恥ずかしい…)

 

 

その当時私は、5人ぐらいでシェアハウスのような感じの大きな家に住んでいました。

 

 

そこでは、玄関の入り口で犬を飼っていたんですけど、(オスの柴犬)

 

 

わたしがその家に住むようになってから何か月かたったとき、近所の小学生が5,6人(女の子のほうが多かった)、学校帰りにその犬と遊びに来るようになったんですよね。

 

 

時間のある時に一緒に遊んだりしていたら、だんだん仲良くなってきて、そのうち子供たちは、毎日のように来るようになりました。

 

 

私は子供が大好きなので、基本的に楽しかったんですけど、

 

 

そこはやはり子供!

 

 

シェアハウスは入り口が大きかったので、

 

 

勝手に家にあがるわ、

 

靴は脱ぎ散らかすわ、

 

勝手に部屋に入ってくるわ、

 

散らかして片づけないで帰るわで…

 

 

「そういうことはやめなさい!」

 

 

と言ってもいうことをきかない!!!

 

 

1回2回なら「まあしょうがないか。」とも思ったけど、さすがに毎回いうことをきかないので、イライラしてきた私は、子供たちに私が当時やっていた、

 

 

〇瞑想(心を落ち着かせる)や

 

 

〇神社、仏閣へのお参りや茶道の真似事(礼儀作法をおしえる)

 

 

などをやらせてみました。

 

 

しかし彼らは

 

 

「つまんない」

 

 

といって全くいうことを聞きませんでした。

 

 

「どうしたもんかな~」と思っていたある日のこと、

 

 

夕方の5時を過ぎても帰ろうとしないので私が、

 

 

「もうそろそろ遅いから帰りなよ。お母さん心配するでしょ?」 と言ったら、

 

 

「お母さんいない」 と返事が返ってきました。

 

 

「えっ」 っと思って聞いてみると、仕事で遅くまで帰ってこないということでしたが、

 

全員ではないですけど、片親の子が多かったんですよね。

 

 

そのうちの一人に、

 

 

 「ゴハンとかどうしてるの?」 って聞いたら、

 

 

「家に帰ると机に500円おいてある。」 と言う。

 

 

それで、さらに聞いてみるとその500円は、自分が欲しいもの(ゲームとか、おもちゃとか)を買うおこづかいにして、ゴハンはポテトチップスとか安い駄菓子のようなもので済ませているということが発覚!!!

 

 

 

「なにー!! それはいかーん!!!」

 

 

 

「成長期なのにそんな食生活してたら…」 ということで、その日はとりあえずウチで一緒に夕飯食べたんですけど、まあやっぱりお母さんに無断だし、毎日続けるわけにはいかない。

 

 

それで私たちは、その子たちと一緒にゴハンを作って、ゆくゆくは自分でできるように料理を教えよう!と考えました。

 

 

で、聞いてみました。

 

 

「一緒にゴハン作ってみんなで食べようよ!何食べたい?」

 

 

すると帰ってきた答えは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケーキ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴハンじゃないじゃん!!!( `ー´)ノ」

 

 

と思いながらも、「まあやりたいって言うんだからやってみようかー」ということになったのですが、そもそも私たちは5人とも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケーキなんて作ったことない!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話し合った結果、その週にいちばん暇だった私がケーキ作りを仕切ることになり、

 

 

週末に作る約束をしたのであまり時間もない。

 

 

とりあえずケーキ作りの本を買ってきて、その中から何を作るか1個えらんでもらって(チョコレートのタルトでした)、そこから猛練習の始まりです。

 

 

 1回作って失敗し、(バターの分量を間違えたらしく生地がぐちゃぐちゃ…)

 

次の日作ってまた失敗(冷やしてもチョコレートが固まらなかった…)

 

3回目作ってようやく成功(この時点でもう食べたくない…)

 

 

そして次の日の本番

 

あたかも前から知ってて作れるふうを装い、一緒に作りました。笑

 

 

 

結果は大成功で子供たちもとても喜んでくれたんです!!!

 

 

嬉しかったな~

 

 

それからというもの、毎回ではないですけど、なんとなく神妙な顔でこちらのいうことをきいてくれるようになりました。(「靴をそろえなさい」とか「入ってくるときにはまず挨拶してからにしなさい」とか。)

 

 

 

その時にふと思ったんですよね。

 

 

 

最初に彼らに伝えようとしたときに、彼らは興味がないと言って全く言うことをきいてくれませんでした。

 

 

それで気が付いたんです。

 

 

勉強だけやっていても何の役にも立たないんだ。

 

 

あのとき彼らが本当に必要だったのは…

 

 

彼らが本当に求めていたものは、

 

 

私が勉強したことを教えることじゃなくて、

 

 

「本当に君たちのことを思ってるんだ」と彼らに伝える行動

 

 

だったんだと。

 

 

 

 一見最初は、自分の思っていることと違っても、目の前のことに全力で取り組む。

 

 

その結果それが相手の心に響くときがある。

 

 

 

出会ったその場を幸せにする努力をする

 

 

 

それが何よりも大切なことなんだと…

 

 

 

 

 

 そんな大切なことを教えてくれた子供たちとの出会いでした。

 

 

 

 

 

 

その後のことですが、

 

私が引っ越すことになり、出発が朝だったんですけど、その子たちが学校に行く前に見送りに来てくれたんですよね。

 

 

そして、その時に手紙をくれたんです。

 

 

そこには…

 

 

「一緒に遊んでくれてありがとう。

 

 楽しかった。

 

 練習して料理作れるようになるね。

 

 元気でね。」

 

 

って書いてありました。

 

 

 

その時は笑ってバイバイしたんですけど…

 

 

そのあと車の中で泣きましたね…。

 

 

本当にうれしかった。

 

 

もういま彼らも成人している頃でしょう…

 

 

今頃どうしてるかなあ…。

 

 

元気だといいなあ…。

 

 

私の人生を変えてくれた子供たちとの素晴らしい出会いでした。

 

 

今回はそんなお話。